ついにコロナ発症?と思ったら胃腸風邪で辛くも良い経験に思えた話

マイライフ

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初期症状と体調悪化

なんだか最近お腹が張って痛いなあ。とお盆が過ぎたあたりに軽い腹痛を感じていました。今振り返ってみればあの数日間は一度も出るものが出ていなかったように思います。

まあすぐに治るだろうと思って、いつもながらPC作業や読書など何ら変わりない生活を送っていました。

腹痛の症状を感じて数日後、朝目覚めると軽い倦怠感を感じました。むむ、これは風邪の前兆では、と。

とはいえ本当に軽いだるさだったのと、前日に灯油を愛車のラゲッジルームにぶちまけてしまうハプニングもあったので、その対応をせねばと体調については気に留めず炎天下の中必死にニオイ消し作業をしておりました。

そしてお昼過ぎ、ハンバーグよりとんかつよりも大好きな唐揚げを作っていた時。朝の倦怠感が段々強くなっていることに気づきはじめ、次第に熱っぽさも感じるようになっていました。

パック一杯のむね肉を揚げきる頃には、立っていることすらままならない状況に。その時になって初めて「これはヤバい」と感じました。

即刻横にならなければと思いつつも、唐揚げの出来たてをみすみす逃してしまうのはもったいないと思い、少しばかり食べることにしました。

普段はもも肉で作るところ、経費削減も兼ねて初めて挑戦したむね肉の唐揚げでしたから、なおのこと食べたかったわけです。火照った身体に大根おろしの涼しさが身に沁みました。

さて昼食も早々に済ませ布団を用意し、いよいよ横になりました。

発熱と一抹の不安

それから最初に目が覚めたのは日が沈んだ頃でしょうか。お昼頃とは比べ物にならないほど、身体が燃えるような熱さだったことをよく覚えています。

それもそのはず。体温計は39度を超えていました。自分、死ぬのかなと思いました。

意識が朦朧としていたこともあり、その後のことはあまり覚えていないのですが、ふと頭によぎった、それだけは覚えています。

「もしかしてコロナか?」と。身体の熱とは対照的にどこか冷静さも保っていた自分に今では多少の驚きも隠せませんが、確かにそう考えたことを記憶しています。

ただその時には腹痛と発熱の関係性にも全く気づいておりませんでしたから、ただただ自分の数日間の行動や出会った人のことを思い返していました。

横になりながら、袋小路のように思いを巡らせているうちに、また眠りについていたようです。

コロナではなく胃腸風邪

夜中にも何度か目が覚めたように思われますが、記憶は定かではありません。正確に目覚めたと認識したのは翌朝。昨晩の凄まじい身体の火照りが嘘だったかと思うほど、熱は消えていました。

体温計は36.5度。平熱でした。食欲はあったので、冷蔵庫に保存してある唐揚げには手を触れず、お粥を作りました。油ものは消化に悪いですからね。

熱は引いたものの、未だに倦怠感と腹痛は残っていました。この時でしょうか。腸の不調が発熱やだるさを生み出していることを疑ったのは。

色々とスマホで調べていると、ある記事に今の自分と似たような症状や発症原因などが書かれていました。これかもしれないと思ったのは胃腸風邪。

夏風邪に多い症状でもあり、ウイルスや悪玉菌が腸内で繁殖して引き起こされるようです。その頃は日中と朝晩の気温差が激しく、免疫力が低下していたことも症状を悪化させた原因の一つだったでしょう。

特に吐き気を催すこともなかったため、発症部位は胃ではなく腸、それも大腸だと考えました。大腸は便をつくる機能を果たしますから、数日間便通が全く無かったこともうなずけます。

熱が下がったこともあり、そして何よりコロナ発症ではないと思えため、幾分気持ちは楽になりました。とはいえ身体は依然不調のままです。すぐに横になり回復を待ちました。

体調回復と得られた学び

さて、実際に全ての症状が癒えたのは発熱から1週間ほど経った頃でしょうか。腹痛だけが長引いていました。

特に一般的な風邪の症状である、せきや鼻水、喉の痛みなどは全くなく、腹痛と下痢が主だったと記憶しています。

結局発熱は1日のみで、3日以上続くと言われているコロナウイルスとはやはり別物だったのでしょう。反面、下痢には悩まされました。

発熱が治まってからも数日間は下痢が続き、トイレへ行く回数も1日に5〜6回だったと思います。また、下痢が治まってからも初期症状であった腹痛が長く続いていました。

特に病院へ行くこともなく、基本的には食事療法で自力で治しました。腸の不調によるものと分かってからは、消化に良いものだけを摂るようにしました。反面、食物繊維を含むや甘い菓子類などは一切控えました。

もうかれこれ3週間ほど経ちますが、未だに食事には気を付けています。3食食べることはもちろんのこと、食材にも気を遣うようになりました。

思い返せば長らく腸内環境が悪くなるような食生活をしていたと思います。発熱や下痢は気持ちの良いものとはとても言えませんが、自己を省みる良い機会にはなりました。

菓子類やアイスなど、身体に毒となるものを摂るのは一切止め、小腹がすいたときなどおやつ代わりにはヨーグルトやバナナを食べるようにしています。

そもそも間食自体を控えるようにし、3食の中でしっかり食べるようにしています。そのおかげもあってか、ここ最近腸内環境は大きく改善されたように思います。

失って初めて気付く故人の大切さのように、身体も傷ついて初めてその尊さに気付くことが出来ました。多少大げさではありますが、回り回って良い経験となりました。

コロナ疲れなど、身体的でない精神的な疲れも身体の免疫力低下を及ぼしますから、あなたも十分ご自分のお体をご自愛下さいませ。

最後に。油ものは控えるべきだけど、大好きな唐揚げは特別ということで。