東京から移住して気づいた豪雪地帯の田舎暮らしにおける悩みワースト10

02/18/2018移住・田舎暮らし

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今年のバレンタインデーも終わりましたが、皆さんどうでしたか?

僕はバレンタインなどいざ知らず、お天道様からものすごい量の雪を頂きました。

本当にすごい量ですよね…雪こんなにもらっても別に嬉しくない笑

全部チョコベビーだったらいいのにと思う今日この頃。

岐阜県の豪雪地帯

さてそんな大量の雪が降ったところで、ふと自分の住む下呂市馬瀬が豪雪地帯なのかどうか調べてみました。

豪雪地帯の地域指定状況 -豪雪地帯の地域指定図 岐阜県
豪雪地帯の地域指定状況 -豪雪地帯の地域指定図 岐阜県

表の青で囲った部分、旧馬瀬村として記載されていますね。どうやら豪雪地帯のようです。

有名観光地の高山も豪雪地帯、白川郷はなんと特別豪雪地帯ですね!

で、今回の本題はその豪雪地帯の生活における悩みを取り上げていこうと思います。

飛騨の冬を経験するのは今年が初めてですが、その3ヶ月で十分すぎるくらい雪国の大変さを思い知りました。

そこで!個人的に感じた豪雪地帯の生活における悩みをランキング形式でまとめてみました!

豪雪地帯の生活の悩みランキングワースト10

第10位:玄関の靴が凍って取れなくなる

まず10位にランクインしたのは靴の凍結!

雪道を歩くなどして雪が付いたままの靴は一晩明けると大抵凍っています。

靴底と地面がまるでボンドで固めたかのようにしっかりくっついてしまうのです。

力づくで外せば取れるので悩みとしては10番目としましたが、靴底が地面にくっついたまま上部だけ引っ張って外してしまったらどうしようかと毎回思います笑

第9位:バッテリーの消耗スピードが早い

つづいて第9位はバッテリーの消耗するスピード!

iPhoneの電池がすぐ無くなってしまうのです…

これは寒いと電気を上手く引き出せなくなってしまうリチウムイオン充電池の特徴によるものだそうです。

携帯くらいは良いとしてPCでも同じ現象が起こるのでだいぶ困ります…

充電アダプタを付けながらでないと起動できないし、バッテリー自体もだいぶ弱ってきてしまいました。

第8位:玄関のドアが開かなくなる

どんどんいきましょう!8位は玄関のドアの凍結!

雪があまり降らない、寒さが厳しくない地域にお住まいの方には想像つきづらいでしょうが事実です笑

30~40cmくらいの雪がドアの外側に積もっていると開かなくなります。

あと朝の気温がマイナス10度以下になると結露で凍って開かなくなります。

その時はぬるま湯で溶かすか剛力でなんとかするしかない…!

第7位:雪解け時の騒音がひどい

第7位は雪国ならではの冬の騒音!

屋根に積もった雪が晴れた日に落ちる時、雷のような音を立てます。本当です。

最初僕もまさか雪解けによる音とは思わず「朝っぱらから近所迷惑なヤツいるな」とか思ってました。

積もってから落ちるまでの数日間で水を含んで氷みたく重くなってしまうのが原因みたいです。

屋根の上なのでこればかりはどうにもなりません…

第6位:車のフロントガラスが凍結する

第6位には車のフロントガラスの凍結がランクイン!

これは想像に難くないでしょうかね?放射冷却などによりガッチガチになります。

ガリガリやるとガラスを傷つけてしまうのではないか、と心配になり中々力ずくではいけず、ひどい時は解氷に10分以上かかります。

冬の間はほぼ毎日凍結するので、特に忙しい朝には大きな悩みとなっています…

第5位:暖房費がすさまじい

さあランキングもいよいよ後半戦に入りました!5位は切実な暖房費…!

寒さが厳しいとその分暖房費もかさみますよね。実際秋と光熱費を比較してみたところ、約3倍でした…

灯油が高いので石油ストーブは最低設定温度にし、極力こたつだけを使うようにしています。

そうまでしても平常時の2倍の光熱費がかかるのですから、豪雪地帯恐るべしです。

第4位:雪道や凍結路面の運転が不安

これは根っから地元の人でも嫌なやつ!第4位は雪道での運転です!

未だ雪道を走っていての事故や強烈なスリップをした経験はありませんが、毎冬1度はこの馬瀬地域内で大クラッシュの事故があるらしいです笑

速度を落として急ブレーキや急ハンドルをしないよう心がけるのみですが、いつも怖いのがホンネです。

実際冬に入ってから外へ出る機会が減りました。雪の山道を降りる必要があるので、日用品の買い物さえも控えてます笑

特に大雪の時は4WDでないと危険すぎて(僕の車はFFの2WD)…雪が無くても路面が凍結している場合もあるので餓死しない程度に極力運転しないのが重要です!

さあ次はいよいよワースト3の発表になります!

第3位:トイレの水が流せなくなる

仮雪トイレ

第3位はトイレのタンク凍結です!これはまさにワースト3級の悩みです。

タンクが凍結するとどうなるか?トイレの水を流せなくなります!

ただ用を足してそのままというわけにはもちろんいかないので、バケツいっぱいに水を汲み便器へ流し込んで強引に流します。

これが結構面倒!水の量によって流れたり流れなかったりするので分量が分からない!

しかも凍結すると数日間は止まってしまうのでその間ずっとバケツ水洗トイレです笑

第2位:お風呂に入れなくなる

豪雪地帯生活悩みランキングも終盤、第2位はお風呂の水道凍結です。

ただでさえ寒いのにお風呂が使えなくなるのは本当につらいです…

水は出るけどお湯が出てこないこともしばしば。長い時は3〜4日間お湯が出ずどうしようもなくなります。

それこそ近くの下呂温泉に入りにいくチャンス!とか思えばいいのですが、そんな毎日も行ってられません笑

どうしてもって時には浴室をストーブで温めたりするしかなく、結構な手間になります…

それではランキング1位の発表に移りましょう!

第1位:台所の水道が使えなくなる

豪雪地帯の生活における悩みのワースト1位として台所の水道凍結を挙げました!

数多くある(笑)凍結の中で最も困るのが台所の水道が凍結してしまうこと。

トイレや風呂、洗面所が使えなくなっても生きる上でギリギリなんとかなります。最悪歯磨きや洗面も台所で済ませてしまえばよいので。

部屋も一番温かいのは居間兼台所なので凍結しにくいと言えば凍結しにくいです。

だからこそその台所の水道が凍結してしまった時は自分自身も凍ってしまっような感覚になりました…!

朝方歯も磨かず、顔も洗わず、飯も食わずで出勤するわけにはいかないので緊急解凍!とはいえすぐには解けてくれないので15分は要します。

台所の水道はもはや冬場の最後の砦的存在。なのでこれが凍結することが一番の悩みだと思っています…

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は東京から移住して気づいた、豪雪地帯の生活における悩みを独断と偏見でランキング形式で紹介していきました!

どれも東京など都市部では考えられないものばかりでした!終わってみれば結局10個中6個が「凍結」にまつわる悩みでしたね笑

小さい頃からこういった豪雪地帯で生活している人にとっては普通かもしれませんが、移住者にはちょっとハードルが高いですね…

とはいえこの雪国での生活も面白い発見や驚きが多くなんだかんだ楽しめます。

「あれ、雪かきは?」と思った方、雪かきは自分の中で楽しい部類に入れています笑

移住をお考えの方は「豪雪地帯だからやめとこ…」ではなく「どんとこい豪雪地帯!」くらいの気概でぜひ前向きに考えてみて下さい!

それではコメントお待ちしております。