Macbook Airのバッテリー交換を自分でやってみた!費用や方法を徹底解説

02/24/2018ライフハック

この記事は約 8 分で読めます。

つい最近Macbook Airのバッテリーを自分で交換したのでその方法と注意点をまとめておきます。

今回僕がバッテリー交換をしたモデルは、MacBook Air (11-inch, Mid 2013)です。

購入時のバッテリーを使用し続け早5年弱、さすがに寿命なのか劣化が気になってきたので自分で交換することに!

バッテリーの寿命、Apple公式サポートとの費用比較、実際の交換手順、リスクとその対策について扱っていきます。

バッテリー交換時期の目安

まずバッテリーの寿命、交換時期の目安についてです。

バッテリーの状態を確認することで交換すべきか否かの判断ができます。

バッテリーの状態は

「Option」 キーを押したまま、メニューバーのバッテリーアイコンをクリック

することで確認できます。

すると「標準」「間もなく交換」「今すぐ交換」「バッテリーの交換修理」のうちのどれかが表示されます。

  • 標準:バッテリーは正常に機能しています。
  • 間もなく交換:バッテリーは正常に機能していますが、充電可能量は新品時より減少しています。
  • 今すぐ交換:バッテリーは正常に機能していますが、充電可能量は新品時より大幅に減少しています。交換するまでそのバッテリーを使用し続けても、コンピュータは損傷しません。
  • バッテリーの交換修理:バッテリーは正常に機能していませんが、ユーザがバッテリーの動作や充電可能量の変化に気付かない場合があります。お使いのコンピュータの点検修理を依頼してください。検査を受ける前でも、コンピュータに損傷を与えることなく、引き続きバッテリーを使用できます。

引用:コンピュータのバッテリーの状態を確認する|Apple

僕の場合は「間もなく交換」と表示されていました。

でも何より、フル充電されているにも関わらず寒い冬場に起動するとすぐに落ちてしまって起動時は充電しながらでないと使えないのがかなりネックでした。

あとMacbookの充電回数も一つの目安になります。

基本的に2010年以降に発売されたMacbook Airは1,000回の充電をしても正常に作動するように作られているようです。

充電回数の確認は下記の手順で行えます。

  1. 「option」キーを押しながら Apple () メニューをクリックします。「システム情報」を選択します。
  2. システム情報ウインドウの「ハードウェア」セクションで、「電源」を選択します。「バッテリー情報」セクションに現在の充放電回数が表示されています。

引用:Mac ノートブックのバッテリーの充放電回数を調べる|Apple

僕のMacbook Airは1,000回を超えていました。

バッテリーの寿命や交換時期の目安の確認の仕方がわかったところで、次に実際のバッテリー交換について入っていきます!

Apple Storeでバッテリーを交換する場合

Appleの公式サポートでMabook Airのバッテリー交換を依頼する際には12,800円(税抜)かかります。

税込だと14,000円近くかかるようですね。ちょっと高い。

ただ、手間を掛けずかつ安全にバッテリー交換をしたい場合はApple Storeに依頼するのがベストです。

それでは次に自分でバッテリーを交換する方法について見ていきましょう。実際に僕が行った手順で説明していきます。

自分でバッテリー交換をする場合

Macbook Airのモデルを識別する

まずは自分のMacbook Airのモデルがどんなものかを確認します。

メニューバーのApple()アイコンをクリックし、「このMacについて」を選択

Amazonで商品検索・購入する

もちろんAmazonである必要はありませんが(笑)、Amazonの商品検索画面で、"上で調べたモデル名 バッテリー"と打ってみて下さい。

僕の場合"Macbook Air (11-inch, Mid 2013) バッテリー"と検索しました。

大体どれも5,000円〜7,000円といったところです。ただ値段よりも以下の点に注意して選んで下さい。

POINT

・自分のモデルで使用可能なバッテリーか

・レビューが著しく低いなど、不良品の報告が多くないか

僕が今回購入したのはこちらの商品です。Townpeak社と耳慣れぬ会社ですが、悪評価が一つもなかったのでこちらを選びました。(追記:2018/7/9現在品切れのようです)

このTownpeak3ヶ月ほど使ったところバッテリーがパンパンになり、すぐに落ちるようになってしまったので再度自前でバッテリー交換。

今回はこちらを購入し使用してみたところ、半年以上経過しましたが全く問題ありません。オススメです!(2019/2/10現在で充電回数181回)

工具を用意する

僕が使用した工具はこんなもんです。最悪ドライバーだけあればなんとかなります。

必要工具

  • ドライバー
  • ピンセット
  • ブラシ

中にホコリやゴミが溜まっているのでブラシがあるとその除去に便利です。

Macbook Airに使われているネジは星型で特殊なものなので、一般的なプラスマイナスドライバーでは開けられません。

なのでバッテリー交換に使える便利なドライバーも紹介しておきます。

僕は購入したバッテリー本体にドライバーも付属でついていたのでそれを使用しました。

特にネジをなめてしまうなど不具合はありませんでしたが、念のためMacbook専用のドライバーを1本持っていくと良いかもしれません。

バッテリーの交換手順

バッテリーと必要工具が用意できたら、いよいよバッテリー交換に入っていきます!

本体背面のネジを外す

Macbook Airを裏返したら早速留め具であるネジをドライバーで外していきます。

上4本、中2本、下4本の合計10本あります。ネジの種類は2種類です。

あとでネジを入れ直す時にどれか迷わないように、こんなふうに位置通りに置いておきましょう。

背面パネルを取り外す

ネジを全て外し終えたらパネルを取り外しましょう。

上の方から指をかけると簡単に取れると思います。

バッテリーのネジを外す

開けてびっくり!Macbook Airの内部はこのようになっております。上の方が何やら仰々しいですね笑

今度はバッテリーのネジを外していきます。四方と中心の5本留めてあります。

背面パネルのネジとごっちゃにならないように気をつけて下さい。

コネクタ部分を取り外す

ネジを外すのはかなり簡単だったのですが、このコネクタの取り外しに少々手間取ってしまいました…

コツは上方に取り外す感じです。写真のようにピンセットなどでくいっと持ち上げると外しやすいと思います。

周りに精密機器がたくさんあるので、傷つけないように触れないように気をつけて下さい。

新しいバッテリーに交換する

上が新しいバッテリー、下が古いバッテリーです。見た目はさほど変わりませんね。

先程の手順とは逆にこの新しいバッテリーを取り付けていきます。

まずはコネクターを差し込み、バッテリーのネジを留め、背面パネルを取り付け、パネルを留める。これで完了です!

費用と時間まとめ

僕の場合かかった費用はバッテリー代の6,000円。かかった時間は30分程度でした。

Apple Storeに交換を依頼するのとでは半額以下の差がありますね。あと予約が必要なかったり自分のペースで進められるのが良いです。

リスクとその対策

ただ1点だけ大きな注意点があります!それは自分でバッテリー交換を行った場合はApple Storeでの修理対象外となることです。

基本的に慎重に作業を進めれば問題ないかと思いますが、万が一ということがあります。

正常にバッテリーが動かないこともあるかもしれませんし、データが消えてしまうなんて最悪の事態も…

そんな考えたくもないケースに対してのリスクヘッジとして、僕はデータのバックアップを事前に取っておきました。

新規購入すると1TBのもので15,000円と少々高めです。

ただバッテリー交換だけに限らず将来長い目で見た時にこういったデータバックアップ用のHDDはあると非常に安心なので、1つ持っておくことをオススメします。

自分は元々持っていたのでサクッとバックアップを取ってからバッテリー交換に入りました。

Amazonではあまり評判が良くないようですが、使用者としては非常に使いやすくオススメです。

自分でバッテリー交換をしてみた結果

「間もなく交換」の表示も消え「正常」となり、充放電回数も2回とバッチリです。

数日使用した感じでも特にバッテリーの消費が著しいとかはありません。

充電したままでないと起動できない問題も完全に解消されました!

感想としては大満足で、バッテリー交換の際はぜひ自分で交換してみることをオススメします。

リスクが無いとも言えませんが、今回僕が紹介したような手順で慎重に交換を行えば問題ないかと思います(ただあくまで自己責任でお願いします)。

まとめ

今回はMacbook Airのバッテリー交換を自分で行った経験から、その方法やリスクの紹介、Apple Storeでの交換修理との比較などを行いました。

いかがだったでしょうか?安く自分の想い通りにバッテリー交換が出来ると良いですよね。

あまり器用でない僕でも簡単に出来たので、バッテリーに不具合が生じた際には自分で交換することも少し検討してみて下さい。

今回の記事で紹介した商品一覧になります。