発想の転換!里山全体を一つの博物館に見立てた取り組み
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都会に住んでいても里山って言葉は聞いたことありますよね。僕は里山体験とか小学校の頃ありました、さすが町田!笑
鮎と並んで馬瀬のウリとなっているのが里山ミュージアムなんです。
里山ミュージアムとは?
そもそも里山とは家や農地のある人里から少し山に入ったエリアのこと。
里山ミュージアムはそのエリア全体を博物館に見立てて地域独特の自然環境を学ぶものです。
馬瀬では西村地区が里山ミュージアムとして利用されています。
主に馬瀬地方自然公園づくり委員会(僕も入っています)がこの活動を推し進めており、結果的に馬瀬が「日本で最も美しい村」や「食と農の景勝地」として認定されることになりました。
西村が里山ミュージアムに至るまで
僕が着任した頃にはとっくに里山ミュージアムとなっていた西村。
この里山ミュージアムを中切地区でもやらまいか(馬瀬弁?笑)ということで中切区長さんを交えた会議に参加して里山ミュージアムまでの軌跡も分かったので紹介しようと思います。
馬瀬の地区紹介についてはこちらの記事へ。
元々2010年頃から鳥獣害対策や交流会を行う"よらまいか隊"という地区の有志グループがありました。
もちろん若い方ではなく高齢の方ですよ?すごい!
その活動が次第に大きくなっていき"彦ちゃんハウス"という体験教室や地元の交流所として使える施設が作られました。全部手作り!ピ○チュウも?多分!笑
僕自身西村はこれまでずっと外向的で前向きな地区と思っていたのですが、話を聞いていると最初はそうでもなかったそうです。
西村地区に馬瀬地方自然公園づくり委員会が里山ミュージアムの話を持ちかけた当初は、あまり好感触ではありませんでした。
ただ、このよらまいか隊の有志の協力を得ることで地区の現地調査を進めていきました。
そしてその動きが段々と地区全体に広がり里山ミュージアムとして形になったのです。
今ではスイセンの花を植えてくれと地区の方から委員会へ頼むほどです…!
中切地区でも導入なるか…?
前述のように、里山ミュージアムの中切地区での導入に関して話し合いました。
中切の区長さんは賛同して下さいましたが、地区の住民の声がどうかと心配されていました。
西村のように徐々に興味のある人が中心になって徐々に広げていけたらという感じでしたね。
西村はすりばち状の集落ですが、中切は平地の集落なので里山ミュージアムが出来れば2つの里山の違いも楽しめそうです。
住民主導というのは僕も大切にしたいことなので、少しずつ進めていけたらと思います。
まとめ
里山ミュージアムは馬瀬地方自然公園づくり委員会が推進しており、馬瀬そのものとも言えるものです。
西村で始まり、今それが中切でも行われようとしております。
ちなみに最北端の川上地区での導入はほぼ決まっているそうです。
自分もその動きにはこれから深く関わることになるので、また進捗あれば報告します。