地域おこし協力隊は幸せな人生を創るための選択肢の一つでしかない

アドバイス

この記事は約 5 分で読めます。

最近おかげさまで、自治体の方や隊員希望の方などから地域おこし協力隊に関するヒアリングを受ける機会が増えて参りました。

インバウンドが蒸発化している今、時間にも余裕があるのでフルコミットで対応させてもらっています。

今回は主に隊員希望の方から頂いたヒアリングの中で気になった点について取り上げてみたいと思います。

お伝えしたいことはタイトル通り、地域おこし協力隊は選択肢の一つでしかないということです。こちらについて隊員目線で書いていきますので、応募を考えている方は参考にしてみて下さい。

地域おこし協力隊になることはゴールではない

まず応募検討中の方で結構多いなと思ったのは、地域おこし協力隊になることがゴールになっているということです。

よく「手段の目的化は避けるべき」といったことを耳にしますが、それと同じことですね。

協力隊になりたい理由が、起業や地方創生など何であるにせよ、そういった本来の目的を見失い盲目的に自分に合った求人を探し続けている人、結構多いんですよね。

「目的を見失っているのに、自分に合う求人を選べるのか」って疑問に感じる部分も大きく、それでもし採用となって移住してしまったら恐怖でしかないですよね笑

協力隊を志す誰しもが、何らかの目的をもって求人を探したり、OBや自治体職員の方にヒアリングをしたりしていることと思います。

ただ、時が経つにつれ徐々に初心を忘れてしまい、「手段の目的化」という見えない渦に巻き込まれてしまっているのではないでしょうか。

そうならないためには、まず自分の中で「軸」を作る必要があると思います。なぜ地域おこし協力隊になりたいのか、協力隊になってからどんなことを成し遂げたいのか、といった質問を自問自答し続け、ブレないベースを作るわけですね。

その繰り返しの自問自答の中で得られた答えが必ずしも協力隊になることを含め、変化を必要とするものでないと気づく人もいると思います。それはそれで良いと思いますね。

なぜなら地域おこし協力隊はあくまで選択肢の一つだからですよ。手段の目的化に陥ってしまった人には、失敗するまでそれに気づくことすらできないでしょう。

地域には色々な関わり方がある

ここで選択肢の一つという点を少し深堀りしてみましょう。協力隊を志望する方のインサイトは様々かと思いますが、その中でわりかし多い「地域に貢献したい」というものを取り上げてみます。

地域に貢献したい、というのはかなり抽象的で、もっと具体的に「どうやって」「いつまで」に明確にすべきですが、ここでは置いておくことにしましょう。

結論から言うと地域への関わり方はたくさんあります。協力隊だけなはずがありません。

似たものの例をあげると、ふるさとワーキングホリデーや島留学、もっとライトに関わりたいなら観光客として現地へ行くこともアリでしょう。

正直地域おこし協力隊は、地域に関わるという点ではフルコミット中のフルコミットが要されるのではないでしょうか。移住と転職を同時に行うわけですからかなりハードルが高いと思いますね。自分でもよくやってのけたなと感心します笑

地域貢献をしたい、地方創生に携わりたいといったニーズに対しては今、様々なアプローチ方法があります。すでに挙げた例以外にもふるさと納税もありますし、誰でもできることですよね。

それらの違いはどれだけ自分が(地域に)入っていくか、その度合いでしょう。

自分のインサイトを探った時に、地域に貢献したいといった思いがあった場合には他の手段も検討してみるとよいのではないでしょうか。地域おこし協力隊だけがあなたの望みを叶えてくれるわけではないし、むしろもっと良いアプローチ方法があるかもしれません。

自分にとっての幸せとは何なのか

「地域おこし協力隊になろう」と考えている人は現状の生活に何かしらの不満もしくは変化を求めていることと思います。

仕事にやりがいを感じることが出来ていなかったり、田舎暮らしをしてみたかったりと様々な思いがあることでしょう。

実際地域おこし協力隊になって活動することで、そういったあなたの望みが叶うかもしれませんし、そうでないかもしれません。

どう転がっていくかは全てあなたの思い、幸せの考え方次第だと思います。

「○○を成し遂げたい」「△△な生き方をしたい」その想いを叶えるのに地域おこし協力隊がベストな選択なのか今一度考えてみるとよいと思います。

その際、転職や田舎暮らしといったそれぞれの軸において比較検討をすると良いのではないでしょうか。転職でいえば、都会か地方といった場所の枠もありますし、業界といった枠もあります。

そうやって色々考えていくと、進むべき道は一つではないことに気がつくかもしれません。

自分の幸せを追求することは決して悪いことではありませんし、あなた自身にしかできないことです。「俺がやらなきゃ誰がやる」くらいの強い気持ちで色々な機会の比較検討をしてみましょう。

その結果、現状維持が一番と考えついたならそれも良いでしょう。無理に変化する必要はありません。大切なのは自分が最も幸せになるための選択をすることなのですから。

地域おこし協力隊は幸せになるための選択肢の一つ

冒頭で紹介した「地域おこし協力隊になることがゴールになっている」人というのは、特に若い人に多い傾向にありますが、ここまで読んで下さった方はこの記事の真意をもう理解してくれたと思います。

地域おこし協力隊というのは人生における選択肢の一つでしかありません。3年という任期も長い人生の中で考えれば2〜3%に過ぎません。

その選択をすることによって自分が本当に幸せになれるかどうかを今一度考える必要があり、その上で応募先を検討していくのが妥当です。

もちろん募集を見ながら自分の幸せややりたいことを考える手段もありますが、後々盲目的になりがちなのであまりオススメしません。

やはりしっかりと自分の幸せについて考え抜いた上で、自分が選ぶべき道を検討し、その中で地域おこし協力隊がベストだと感じたのなら、応募先を探してみましょう。

地域おこし協力隊だけに限ったことではありませんが、制度や条件に縛られて自分の気持ちを押し殺すことほど愚かなことはありません。

自分の幸せを最優先に考えた上で、世の中に数多ある機会は全て選択肢としてみなし、能動的に選び取りましょう。

自分の人生を歩む、自分の幸せを掴むといったことはその繰り返しなのではないでしょうか。

少々大風呂敷を広げすぎてしまいましたが、今回伝えたいことはとにかく、地域おこし協力隊はゴールではなく選択肢の一つということです。

自分の幸せについてしっかり考えた上で、ベストな選択・意思決定をしてほしいと思います。