世界を変える読書術『年収が10倍になる速読トレーニング』レビュー
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樺沢紫苑氏の『読んでも忘れない読書術』に引き続き、今回は認知科学者の苫米地英人氏の『年収が10倍になる速読トレーニング』をご紹介しましょう!
読書の重要性は前回よく分かったので、今度は速く読むにはどうすればいいのか気になったのでこちらの本を手に取りました!実際Kindleで読んだので手には取っていませんが笑
速読術についてはもちろんのこと、世界を変えるキッカケとなる読書術を手に入れたい方はぜひ一度読んでみて下さい。
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本を速く読めるようになりたいあなた
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読書を何らかの形で実生活に活かしたいあなた
- 世界を変えたいあなた
書籍概要
それではまずこの本が書かれた背景について説明しましょう。
苫米地氏がおっしゃることには、これまで書かれてきた速読術本には、「いかに早くページをめくるか」といったことに重点が置かれ、本の内容の理解は二の次とされていたそうです。
また、速読術本を手に取る読者もそのことを黙認しているような感覚を受けたのが本書執筆に至った経緯だと述べています。
「より速く、より深く」本を読むための、本当にためになる速読術に関する内容はもちろんのこと、後半はその速読術によって脳を活性化させ、それにより人生を変える、といった哲学的内容も盛り込まれています。
カーネギーメロン大学大学院で日本初となる計算言語学の博士号取得実績のある苫米地氏が記す珠玉の速読術本となっています。
ページ数は221ページで、自分は読み終えるまでに約2時間かかりました。速読とは程遠いか…笑
ただ、今は速読よりも内容重視!これからレベルアップしていきます!
お次に、苫米地氏の輝かしいプロフィールと本書の目次を記しておきます。必要ない方は、次の見出しへ進んで下さいな。
著者プロフィール
1959年、東京生まれ。
認知科学者(機能脳科学、計算言語学、認知心理学、分析哲学)。
計算機科学者(計算機科学、離散数理、人工知能)。
カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLab兼任フェロー、株式会社ドクター苫米地ワークス代表、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO、角川春樹事務所顧問、中国南開大学客座教授、苫米地国際食糧支援機構代表理事、米国公益法人The Better World Foundation日本代表、米国教育機関TPIジャパン日本代表、天台宗ハワイ別院国際部長、公益社団法人自由報道協会 会長。
マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社。
2年間の勤務を経て、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。
同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学の分野で世界最高峰と呼ばれるカーネギーメロン大学大学院哲学科計算言語学研究科に転入。
全米で4人目、日本人としては初の計算言語学の博士号を取得。
帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、ジャストシステム基礎研究所・ハーバード大学医学部マサチューセッツ総合病院NMRセンター合同プロジェクト日本側代表研究者として、日本初の脳機能研究プロジェクトを立ち上げる。
通商産業省情報処理振興審議会専門委員なども歴任。
現在は自己啓発の世界的権威、故ルー・タイス氏の顧問メンバーとして、米国認知科学の研究成果を盛り込んだ能力開発プログラム「PX2」「TPIE」などを日本向けにアレンジ。日本における総責任者として普及に努めている。
目次
第1章:ハイサイクル・リーディングの世界
第2章:ハイサイクル・リーディングの技術
第3章:まもなく始まる情報革命
第4章:活性化した脳機能で夢を掴む
第5章:お金の奴隷をやめよう! – 究極の「二足のワラジ」
印象に残った内容
恐竜が滅んだ理由
読書術とは特に関係のない部分ではありますが、恐竜が絶滅した理由の説明が個人的には印象に残りました。
隕石落下後、肉以外を食料として認識できなかったことで、食べるものが無くなり(食べるものが”なくなった”と認識して)恐竜は絶滅したとあります。
視点を変えれば昆虫や植物、石なども食料に変わる可能性もあった、というのは斬新ではあるが納得もできました。
恐竜は滅んだという自然現象ではなく、恐竜が滅びにいった、とも解釈できるような気がします。
この恐竜絶滅の例は極端ではあるけれど、現代の世界においても同じことが言えると思います。
豊富な知識量があれば、ほとんどの人が見向きもしないものに価値を見出すことが出来るかもしれないし、そこにビジネスチャンスがあるかもしれない。
だから知識を蓄えること、すなわち本を読むことは大切なのだと改めて実感することが出来ましたね。
二足のワラジ方式
自分のアバターを作って人生を2倍にする、というのはかなり斬新な考え方でした。
物理空間つまり現実世界の自分と、抽象空間つまりイメージの中で自分を作り、人格の使い分けをすることによって人生を2倍にしてしまうというものです。
これは視点を変えて物事を多角的に見つめる上で大いに役に立つし、仕事やお金といった物質主義的観点に囚われず、自分の夢に思いを巡らせ、その夢を追いかける手段を考えるときにも役立つと思いました。
考えることが大好きな僕にとってはぴったりかな~笑
ところで、速読術について書かれた本ではありますが、それを書いてしまうと完全ネタバレになってしまうので敢えてここでは書いていません。
速読術については「え、そんなことだったのか」と拍子抜けするところや、「なるほど!」と腑に落ちるところがたくさんありました。
これからたくさん本を読むつもりなので、速読は実践で鍛えていきます!
まとめ
速読術のみが延々と書かれているのかと思いきや、後半は速読術によって脳を活性化させ、それによって人生が変わる、といった哲学的な内容にシフトしていました。
読書をすることで知識は得られるものの、その知識を活用しなければ何にもならない。また、現代の貨幣経済の下でその知識を活かそうとするのではなく、誰かのため、社会のために活用すれば世界はきっと良くなる、という壮大な持論の展開も面白いと感じました。
掴みの部分は著者の権威化が甚だしいですが、それは置いておいて終始興味深い内容が書かれていました。
世界を変えるキッカケとなる読書術を手に入れたい方はぜひ一度読んでみて下さい。
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