年収200万あれば生きていける?ミニマリストが最大幸福を生むワケ

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コロナで、緊急事態宣言で、ほぼ全ての仕事を失いました。と、書いてみるとなんだかヤバそうな空気しか漂いませんが、本人は身体的にも精神的にも至って健康です。

とはいえ個人事業主にとっての仕事激減は生活に直に影響してくるので、個々最近は一層生活費について考えるようになりました。

学生時代から家計簿をつけるクセがついていたので、日々の支出を記録していくことは全く苦ではないのですが、最近は減る一方でそっちの方にメンタル持っていかれますね笑

個人的には切り詰めている感覚はあまりないのですが、この状況に陥ってから分かったことは「年収200万あれば生けていけるなあ」ということです。

もちろん老後資金や年金のことを踏まえると、将来的には不安が残りますが、Dead or Alive的なことを考えると、200万あればまあ飢え死ぬことはないでしょう。

200万というと月割りをして約16万円。保険料や税金関連の支出も差し引くと月約12万円ほどが生活費になるでしょうか。

東京でサラリーマンをしている人にとっては月12万円のハードルは結構高いかもしれません。家賃が最低5〜6万円、食費2万円、光熱費1万円、通信費1万円と計算していくと自由に使えるお金、いわばお小遣いはほとんど残りませんね。

でも生活が保障されていない状況に陥れば誰でもなんとかなると思います。だから月12万円でも全然いけると思います。

現に僕の生活費はここ2年間を平均すると月11.5万円ほどです。先述の税金や車関連の大きな支出も含めると年間200万円を切っています。

ここで日本人の平均年収は約400万円とされています。統計学的観点から言えば、こういうときには中央値や最頻値を考えるべきなのですが、まあいいです。

200万円で生活できるのに、400万円ってもらい過ぎじゃないですか?考え方を変えると、無駄に働きすぎてないか?と思えるんですよね。

まあ老後のことを考えて、年間50万円蓄えに回すとしましょう。老後資金は2000万円と言われていますから、50万円×40年=2000万円。妥当な数値ですね。そうなると250万円稼げていればいいことになります。

この150万円の差は何か?おそらく残業といった自己犠牲をしていることに対する対価なのではないでしょうか。お金をたくさん稼ぎたい人にとっては良いことかもしれませんが、嫌な人もいるはずです。

余ってしまうだけのお金があっても、それを使うあてがない、というか考える余裕がないといったところでしょうか。

個人の価値観によりますので、何が正解とは言い切れませんが、多くの日本人が無駄に生活しているような気がしてしまいます。自分の人生楽しめてないんじゃない?って思います。

そんなに給料もらわなくていいから、例えば250〜300万円でいいから、自分の時間を持てるようになった方が幸福になれると思いませんか?

ただ多くの人にとってその変化は難しいものです。年間400万円の生活と250万円の生活とでは明らかに生活レベルが違いますからね。明日からすぐに変えることは至難の業でしょう。

でも不可能ではないと思います。現に僕が今出来ているわけですから。東京でサラリーマンとして働いていた時代、下呂で地域おこし協力隊として働いていた時代、ボンビー個人事業主となった今。明らかに生活レベルは落ちているはずです。とはいえ幸福感は上がっています。

なぜなら自分の思うように時間を使うことが出来て生活できているから。ツアーやミーティングやら仕事をするときは仕事をしますが、残業なんてものはまずありませんし、むしろ就労時間自体減りました。つまり相対的に自由時間が増えたわけです。

自由時間にはPrimeで海外ドラマ見たり、Kindleで好きな本読んだり、猫さまと戯れたり。そりゃ幸福度上がるわ笑

まあもちろんインバウンドや観光の現状を楽観視することはできないので、将来に対して不安がないと言ったら嘘になります。でもそれって人間として普通でしょう。不安が全くない人はいませんから。

だからどういう状況に陥ったとしてもミニマリスト的生活に慣れておくことが重要なんじゃないかと思います。パンデミックになろうが、会社が倒産しようが、収入が減った時に適応できる能力はつけておくべきだと考えます。

起業など能動的理由で収入減となり、その結果ミニマリストを目指すことの方がもちろん良いですが、現状になんらかの不満を抱えている場合には少しでいいので生活水準を落としてみると後の幸福につながることでしょう。

社畜として働く現状に少しでも疑問を感じている人には特にミニマリストな生活を体験してみてほしいと思います。そうすることによって自分の大切にしたい価値観も分かるでしょうしね。

生活水準を落とせないと分かったら自分の時間を犠牲にしてでも収入の良い仕事をすべきですし。こんなに稼がなくてもいいなと分かれば、転職するでも起業するでも選択肢の幅が広がるでしょうし。

僕は選択してミニマリストな生活をしているわけではありませんが、結果的に幸福度が上がっています。逆にもっと稼がないとかなあと思っているくらいです笑

自分の価値観と向き合うことは自分の生き方について考えるキッカケにもなりますので、ぜひぜひ試してみてほしいと思います。

次は「時給換算」という考え方について紹介していきます。