インバウンド向けガイドをして気付いた超絶大切なたった1つのコト
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どうも、夏ですね。夏といえばアイス。冒頭でいきなりカミングアウトするんですが、僕馬瀬へ移住してから一度もアイスを買っていません。
東京にいた頃は1日1つ、多い時は3つ食べていたのに…不思議ですよね。環境の変化?否!
なぜか知りたい人は個別に聞いて下さい。とってもしょーもない理由なんで!笑
今年も好調なインバウンド市場
観光経済新聞によると今年5月の外国人旅行者数は前年度比17%増の268万人だったそうです。
あ、活字嫌いな僕が新聞なんて読むわけもなく、"インバウンド"でググってニュース欄に出てきた記事を抜粋しただけですからね。
この数字は5月としては過去最高だったようで、アジアや欧米と全体を含めて増加したそうです。
まさにインバウンド市場は大盛り上がり、好調ですね。かく言う自分もインバウンド市場内に身を置いているわけで実感はあります。
ただご存知の通り先日の豪雨の影響で高山や下呂を含む飛騨地域の観光客はだいぶ減っているそうです。
JRも特急が動かなかったりと地元の観光業への被害は大きいですね。
そんな中バスや普通列車に乗ってツアーに参加してくださる外国のお客様がいることは本当にありがたいことです。
なぜ外国人は日本を目指すのか?
考えてみたことがあるでしょうか?これだけ外国人が日本へ押し寄せてくるわけですが、そこには大きな理由があるわけですね。
観光庁やJNTOが発表している統計を見れば一目瞭然なんですが、ここではもっと現場の声にフォーカスして話していきたいと思います。つまり僕のお客さんの生の声です。
一番多いのは「日本が好きだから」です。当たり前というか、好きじゃなきゃわざわざ高い航空券買ってまでして来ませんよね。
好きな理由ももちろん千差万別で、伝統文化に興味を持つ人もいるしサブカルが好きな人もいるし…
ただ、殊僕のツアーに参加される外国の方はとにかく「日本に飢えている」のです。
もっと自分の知らない日本に触れてみたい、ローカルでディープな文化を知りたいといったところでしょうか。
観光地でなく静かなありのままの日本の田舎を見てみたいなんて声もありましたね。
とにかく色んな理由があって日本へ来てくれているわけです。その全てに共通するのが「日本が好き」ということなんです。
インバウンド客の全てが"I love Japan"なんですよ。もうほんと胸がアツいですわ。
お前らもっと日本に誇り持てよ!
さあそんな"I love Japan"な外国人が多い中、我々日本国や日本国民はどうなんでしょうか。
誤解を恐れずに言います。日本のスゴさ自覚しろよ!!!
かなり極論かもしれませんが、全国民に向けて言いたい言葉ですね。
ここまで日本を目指す外国人旅行者が多い中で、どうしても疑問に思ってしまうんです。
我々日本人は日本のことをどう思っているのかと。
もちろん僕も日本の知らないことはたくさんあります。現に全国47都道府県行ったことありませんし。
ああまた思い出してしまった。これ全然達成できてない…!笑
でもここで言いたいのはどれだけ日本文化を知っているか、どれだけ日本国内を行脚したかとかそういうことではありません。
日本は外国人に憧れられるほど素晴らしい国だ、ということです。
ツアーガイドをして気付いた大切なたった1つのコト
先にも述べた通り、来日する外国人観光客のほとんどが日本文化や自然、日本の何らかのことに対して興味を持っています。
それはその特異性や唯一性から来る、価値の高さに他ならないと感じています。
それがアニメや漫画などのサブカルであっても、神社や旅館といった伝統文化であっても同じく外国人にとっては珍しく素敵なものなのです。
現にツアー内で日本の農村や日本酒の作り方についての説明をすると、嘘かと思うほどすべての人が口を揃えて"Amazing!"と言ってくれます。
これはさすがに多少盛っていますが(←おいおい)、彼らが驚きそして感銘を受けることは本当です。
この時僕はいち日本人として感動を覚えます。個人としてのやりがいを感じることはもちろんですが、それとはまた違う日本国への畏敬に似た感情です。
端的に言えば、「お、俺は世界が羨むすごい国に生まれたんだ!」そんな感覚です。
そう、これこそがガイドをしていて気付いたとても大切なことなんです。
普通に日本で暮らしていても、これに気づくことって早々ないと思います。
僕の場合学生時代にフィリピンへインターンシップに行き、日本を客観的に見る機会があったので多少は気づいていましたが、今改めて"深く"感じます。
政治をはじめ日本には腹立たしいと思うこともたくさんあるけれど、外国人から見た日本は本当にキラキラした素晴らしいものなんです。
それをサプライヤーである自分が逆に気付かされてしまっているわけですが、日本国民としてとても大切なことに気付けていると思います。
“Japanese love Japan"を広げたい
インバウンドに携わっている方などは、僕と同じようなことを感じているかもしれません。
もちろん留学経験のある方や、逆に海外との接点が全く無いような方でも同じ感情を抱いている人はいると思っています。
ただそう多くはないのかなというのが所感です。正直生業でもなんでもない方にとっては、外国人観光客って生活を脅かす宿敵とさえ言えるかもしれません。
電車や店は混むし、うるさいし、ごみ捨てないし、などなど。
ただそんなインバウンドに対して良い思いのない方にも、「日本が素晴らしい国」であるという自覚だけは持ってほしいと思います。
その思いがあれば、もしかしたら目を瞑れることも多々あるのでは、なんて楽観的でしょうか。
とにかく少しでも多くの日本人が自国の尊さに気付いてくれれば、今よりももっと外国人が憧れるような国になるような気がします。
今の自分がやっているインバウンド向け体験事業の中に、"Japanese love Japan"を拡げるような活動も将来的に組み入れていきたいですね。
おわりに
今回はインバウンド向けツアーガイドをやっているからこそ気付いたことについて紹介していきました。
今後も増え続けるであろう外国人旅行者ですが、その社会的潮流を眺めるだけでなく、日本人として自国に対するプライドを持つ方も増えていってくれたらなと思います。
もちろん願望を持つだけでなく、ツアーをやっていく中でも自分にできることから少しずつ行動していきます。
最近は直前予約もちょこちょこ増えてきてますます楽しくなってきました!以上!