『はじめの一歩を踏み出そう-成功する人たちの起業術』を読んでみた
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今日はブックレビューです。柄にもなく読書してます、はい。
読書は小さい頃から苦手なことの一つなんですが、将来の自分への投資と思って頑張り始めました。
Daiにとっての2018年を表す漢字が『読』とか『本』になったらいいですね。
『はじめの一歩を踏み出そう-成功する人たちの起業術』とは
表紙のこのシュールな絵が好きです。ただ作中とは全く関係ありませんでした。
パッとしないタイトルだけど、実は全米ベストセラーの名著。
20カ国語で翻訳され100万部以上の売上実績を持つ『E-Myth Revisted』の邦訳版です。
なぜこの本を手に取ったか
端的に言うと、「起業本と言えばこの本」らしいからです笑
別に起業するかしないかは置いといて、世界的にかなり有名だったしAmazonのレビュー評価も高かったので。
すいませんこれといった理由がなくて。まあ人間ついつい買っちゃうってよくあることじゃないですか。おばちゃまのテレフォンショッピングと同じですよ。
あと僕結構こういう会話形式のビジネス本て好きなんですよね!誰もが知ってる本で言うと、アドラー心理学の大ベストセラー本「嫌われない勇気」なんかがありますね。
ためになった知見たち
ためになった知見というか、記憶にあるのこの3つくらいというのがホンネ…笑
ええい「ローマは1日にしてならず」ならぬ「読者は1度にしてならず」!
端から何度も読み返す前提だってーの。とはいうものの1度で全部頭に入るのが理想ですね。
起業家・経営者・職人の3者の視点
これは結構冒頭部で書かれていました。
起業のよくある失敗例が「俺は〇〇なら誰にも負けないスキルがあるから起業して絶対成功できるぞ」という仮説を信じてしまうパターンです。
ソフトウェア開発でもバリスタでもどんなに秀でた技術や経験があろうと、職人だけの視点では起業をして成功を収めることは出来ません。
一方で理想や希望ばかりが先行して思いばかり膨らんでしまうのも良くなくて、人材管理や財務管理などもきちんと行わなくてはなりません。
「起業して自由を手に入れるぞ」と最初は意気込んでいたのに数ヶ月後に経理業務などに追われる日々になってしまったというのもよくある話らしいです。
つまり起業をする際には「起業家」「経営者」「職人」この3つの考え方を常に持っている必要があるということ。
フランチャイズ化が成功のカギ
フランチャイズと言えば、『I’m lovin’ it』のCMで有名なマクドナルドが最初に思い浮かびますね。
本著でもマクドナルドが紹介されていたのですが、そのフランチャイズを大絶賛していました。
フランチャイズが100%成功するとは限らないものの、70%の経営者が成功を収めており脅威の成功率を収めています。
マクドナルドというと世界規模のハンバーガーチェーンで「そんなん無理!」と思ってしまいがちですが、何もフランチャイズは大きなビジネスだけを指すわけではありません。
大事なのは「自分がいなくても会社の経営を成り立たせ収益を拡大できるか」ということです。
全ての業務を自分がこなそうとしては規模拡大に限度があります。
そこで自らは経営から一歩手を引き他の人に任せることによって、新規事業や事業拡大など起業家としての考えを巡らせるわけです。
お客様に何を感じ取ってもらいたいのか
炊飯器、コピー機、美容室、カフェと世の中に製品やサービスはごまんとあります。
ただ起業をする際、もしくは事業の継続/撤退の意思決定をする際考えるべきなのが「自分は客に何を感じ取ってもらいたいのか」ということです。
お客さんが自分の店に入って何らかの商品を購入もしくはサービスを受け、どう思いながら店を出ていってほしいのか。
カフェ一つにしても「美味しいコーヒーが飲みたい」「好きなあの子と良い雰囲気になりたい」「集中してブログ書きたい」など色んなニーズがありますね。
マーケティングによって来るお客さんは変わりますが、そのすべての人に何を感じ取ってもらいたいのか。
「誠実さ」「真心」「アットホーム」挙げればキリがないですが、大事なのは商品やサービスではありません。
起業家として事業を立ち上げたものの、商品やサービスは顧客に与えたい価値の媒体でしかなく、自らが本当に提供したいものは何かを考えるのが重要です。
この本をオススメしたい人
僕なりにですが、『はじめの一歩を踏み出そう-成功する人たちの起業術』がどういう人にオススメか考えてみました。
- 将来的に起業を考えている人
- 起業したけどうまくいっていない人
- 新規事業開発に取り組んでいる人
- 転職を考えている人
- 就活前の学生さん
- 全国の地域おこし協力隊の皆さん
内容はがっつり起業関連ですが、会話形式なので学生さんでも簡単に読めると思います。
何せ読書嫌いの僕が読破できたのでね笑
全体的な感想
先程も述べましたが、実際頭に入っていることは上の3つくらいです。だから読書は嫌いなんです!笑
とはいえやはり大ベストセラー。読んだ価値あったなと思える気がします。(←おいっ!)
買った本がまだまだあるのでそっち優先ですが、とりあえずこの名著は何度も読み返します。
興味を持った方ぜひ読んでみて下さいな!